私たち株式会社キューテストは、経済産業省が推進するJstarXプロジェクトの「Local to Global Success」コースに選出され、12月にロンドンへ視察に行く運びとなりました。この貴重な機会を通じて、最新のDeep Techに関する知見を深め、仙台から世界の子育て環境をより良くするための取り組みを強化していきたいと考えております。
ロンドンは、子どもたちの多様性を尊重し、共感と創造性を育む教育理念が根付いています。また、地域のコミュニティが協力し合い、子育てを支える環境が整っています。この視察では、こうした先進的な子育て環境や教育の実践例を学び、我々のサービスに活かすことで、地域に根ざした事業を国際的な舞台で発展させることを目指しています。
■なぜ応募したのか
弊社キューテストは、「0歳0ヶ月から頼めるベビーシッター・家事代行サービス Family Sitter 仙台」を中心に、地域の子育て家庭に寄り添い、4期目を迎えることができました。
これまで、「より子育てしやすく、働きやすい社会にするにはどうすれば良いのか」「事業を通じてどのような貢献ができるのか」をテーマに社内外で議論を重ね、日々のサービスでその実現に取り組んできました。
また、社員が子育てや介護をしながらもキャリアアップを目指せるよう、働きやすい雇用環境の整備にも力を入れてまいりました。
しかし、日本全体に目を向けると、保育士の賃金は依然低く、ベビーシッター業界も労働環境や法整備が未成熟であることが課題です。
さらに、日本が人口減少社会に向かう中、外国人材や高齢者も活躍できる子育て支援の仕組みが必要であると強く感じています。
これらの課題に対し、私たちはテクノロジーを活用して解決を目指しています。ヨーロッパではベビーシッターのプラットフォームが進化し、家族だけに頼らない育児が社会の常識として根付いています。こうした環境を日本にも取り入れ、私たちが愛する街で安心して子どもを産み育てられる持続可能な社会を実現したいと考え、今回の学びの機会に応募いたしました。
今後とも、私たちの活動にご期待いただけますよう、心よりお願い申し上げます。