「頼れる日」は、登録した日ではありません ― 1時間700円で頼れる「仙台すくすくサポート」の6つのステップと、ベビーシッターとの使い分け(仙台)
「頼れる日」は、登録した日ではありません ― 1時間700円で頼れる「仙台すくすくサポート」の6つのステップと、ベビーシッターとの使い分け(仙台)
こんにちは。仙台のベビーシッター・家事代行サービス「Family Sitter」です。
「お迎えの時間に、どうしても間に合わない日がある」「通院のあいだだけ、誰かに見ていてほしい」「この日は仕事が抜けられない」――日々の暮らしの中で、”預け先が必要な日”は思いのほか多いものです。9月、新学期が始まって生活のリズムが定まってきた今は、そうした日への備えを整えるのにちょうどいい時期でもあります。
今日は、仙台市に住むパパママが1時間700円から頼れる「仙台すくすくサポート事業」を、制度の中身だけでなく「いつ登録すればいいか」「頼めない日はどうするか」まで含めてやさしく整理します。
ざっくりいうと、今日のお話は「すくすくサポートは頼りになる仕組み。でも、登録した日からすぐ頼れるわけではないので、頼りたい日が来る前の今のうちに登録を済ませ、頼めない日の備えも別に用意しておきましょう」というご提案です。
※本記事の制度・金額は2026年9月時点で仙台市が公開している情報をもとにしています。内容は年度ごとに見直されることがありますので、ご利用前には必ず市の公式サイトで最新情報をご確認ください。
仙台すくすくサポート事業って、どんな仕組み?
全国の自治体にある「ファミリー・サポート・センター事業」の仙台市版が、この「仙台すくすくサポート事業」です。市の公式サイトでは、「お子さんを預かってほしい方(利用会員)」と「お子さんを預かることができる方(協力会員)」が会員になり、お互いに信頼関係を築きながら子どもを預け・預かる子育て支援活動、と説明されています。仙台市が事務局(アドバイザー)となって運営しているのが、安心できるポイントです。
利用会員になれるのは、仙台市にお住まいで、おおむね生後2か月から小学6年生までのお子さんがいる方。協力会員は、市内にお住まいの20歳以上で心身ともに健康な方のうち、事務局の面接と講習会を受けた方です。両方を兼ねる「両方会員」という登録もあります。
大切なのは、市自身が「民間のベビーシッターのようなサービスではなく、地域住民の支え合いを基本とした子育て支援活動」と位置づけていること。協力会員さんは有償ボランティアとして活動されているので、すべての希望に必ず応えてもらえる仕組みではなく、場合によっては依頼を受けてもらえないこともある、と案内されています。この前提を知っておくと、後でご紹介する「使い分け」の意味が見えてきます。
料金は1時間700円から。キャンセル料と保険も知っておこう
利用会員が協力会員に支払う報酬の基準は、次のとおりです。
- 月曜〜金曜の午前7時〜午後8時:1時間700円
- 土曜・日曜・祝日、年末年始(12月29日〜1月3日)、および上記以外の時間帯:1時間800円
このほか、送迎にかかる交通費や、事前打ち合わせで決めたおやつ・飲食物などの実費は、報酬とは別に協力会員さんへお支払いします。
キャンセルのルールも決まっていて、利用の前日までに申し出れば無料、利用予定時刻までに申し出た場合は予定時間分の報酬の半額、連絡なしで利用しなかった場合は全額を支払うことになっています。予定より早く終わった場合は、実際の援助時間分だけの支払いです。
また、万一の事故に備えて、仙台市は「団体総合補償制度費用保険」と「賠償責任保険」の2つの保険に加入しています。預かり中にお子さんがケガをした場合などは、協力会員さんの過失の有無にかかわらず補償の対象になる、と市のページに書かれています。地域の助け合いといっても、仕組みとしての備えはきちんとある、ということですね。
「頼める日」と「頼めない日」をはっきりさせておく
市の案内によると、すくすくサポートで頼めるのは、たとえばこんな場面です。
- 保育所(園)・幼稚園・児童館などへの送迎と、その前後の預かり
- 保護者の通院や家族の介護、冠婚葬祭のとき
- 仕事やリフレッシュのとき
- お子さんが病気の回復期で、保護者に仕事があるとき
保育園のお迎えを週に何度かお願いする、といった定期的な送迎が、もっとも典型的な使い方です。活動時間は原則として午前7時から午後8時までの必要な時間で、預かりは原則として協力会員さんのお宅で行われます。
いっぽうで、次のことは対象外です。
- 家事のお手伝い(家事援助は行っていません)
- 宿泊をともなう預かり
- 熱のあるお子さんの預かり(保育施設からの緊急の呼び出しで、保護者に引き渡すまでの1〜2時間以内の短時間の預かりに限り対応)
- 登録してすぐの「今日お願いします」
最後のひとつが、今日いちばんお伝えしたいことです。次で詳しくご説明します。
登録から「お願いします」まで、6つのステップ
利用会員として登録し、実際に預かってもらえるようになるまでには、次のような流れがあります。
- 市の公式サイトにある説明動画を視聴し、「利用前チェックリスト」を記入する
- オンラインフォーム、または郵送で入会を申し込む(2025年10月から、本人確認書類の写しと返信用封筒の提出は不要になりました)
- 事務局から会員証が届く
- 援助が必要になったら事務局へ連絡。事務局が条件に合う協力会員さんを探して紹介してくれる
- 協力会員さんと連絡を取り、協力会員さん宅でお子さんも一緒に事前打ち合わせをする
- 打ち合わせが済んで、はじめて実際の依頼ができる
市のページにも、「援助活動の利用にあたっては、協力会員のご紹介や事前打ち合わせ等の手続きが必要です。申し込み後すぐに利用できるものではありませんので、ご利用にあたっては余裕をもってご連絡ください」と、はっきり書かれています。
つまり、「来週から残業が増えるから今日登録しよう」では、間に合わないことがあるのです。予定が見えてきた今のうちに登録を済ませ、協力会員さんとの顔合わせまで終えておく。これが、あわてない毎日のための”下準備”になります。
費用の負担を軽くする、2つの制度
すくすくサポートには、費用面での支えもあります。
ひとつめは、幼児教育・保育の無償化。すくすくサポートも無償化の対象事業に含まれていて、市が定める「保育の必要性」の認定を受け、所定の手続きをすれば、対象額の範囲で費用が戻ってきます。認定の要件や請求方法は市のページ「仙台すくすくサポート事業における無償化となる費用(施設等利用費)請求に係る留意点」で案内されています。
ふたつめは、ひとり親家庭等支援助成。児童扶養手当を受給している方、または仙台市母子・父子家庭医療費助成の対象の方が利用会員として利用した場合、協力会員に支払った「預かり」「送迎」の報酬の2分の1が、1か月あたり2万円を上限に助成されます(おやつ代・交通費・キャンセル料は対象外)。毎年度の登録申請が必要で、利用した翌月に実績報告と請求書を市へ提出し、指定口座に振り込まれる流れです。
どちらも「申請しないともらえない」タイプの支援なので、該当しそうな方は登録と一緒に確認しておくと安心です。
すくすくサポートと、ベビーシッター。「どっちか」ではなく「どっちも」
ここまで読んで、「じゃあ、すくすくサポートがあれば十分?」と思われたかもしれません。私たちの答えは、「どちらか一方ではなく、両方の頼り先を持っておくのがいちばん安心」です。
すくすくサポートが向いているのは、保育園や児童館への定期的な送迎、あらかじめ日程が分かっている行事の日、費用をできるだけおさえたいとき、そして地域の方とのつながりを大切にしたいとき。1時間700円という金額と、市が運営している安心感は、大きな魅力です。
いっぽう、ベビーシッターが力を発揮するのは、急に決まった予定や当日のご相談、お子さんがいつものおうちで過ごしたいとき、預かりと一緒に家事もお願いしたいとき、夜間や早朝、長時間の預かりなど、地域の助け合いでは受けにくい場面です。
「予定が分かっている日はすくサポ、急ぎや自宅で過ごしたい日はシッター」というように、あらかじめ役割分担を決めておく。頼り先が2つあるだけで、「どうしよう」と立ち止まる日がぐっと減ります。
なお、お子さんの体調や発達のことで心配があるときは、預け先を考えるより先に、かかりつけの小児科など専門家にご相談ください。預かりの可否や配慮の内容も、専門家の意見をもとに決めていただくのが安心です。
今日からできる4つのこと
カレンダーを手元に開きながら、次の4つを進めてみてください。
- 「預け先が必要な日」を書き出す ― 残業になりやすい曜日、通院、面談、行事…。日付が決まっていないものも「10月中旬ごろ」と書いておくだけで、動きやすくなります
- 市の公式サイトで説明動画を見る ― 数分で見られます。「仙台すくすくサポート事業 入会手続き」で検索すると見つかります
- チェックリストを記入して、オンラインで申し込む ― 印刷して書いたものを撮影して添付する方法でも大丈夫です
- 急ぎの日・頼めない日の”別の頼り先”を決めておく ― 家族、祖父母、そしてベビーシッター。連絡先まで登録しておくと、当日あわてません
入会や制度の詳細で分からないことは、仙台すくすくサポート事業事務局(仙台市青葉区上杉1-5-12 上杉分庁舎、電話 022-214-5001)に問い合わせることができます。
Family Sitter 仙台にできること
Family Sitterは、市の仕組みではカバーしきれない”すき間”を埋める存在でありたいと考えています。ご自宅で、いつもの環境のままお預かりできること。シッターと家事のサポートをまとめてお願いいただけること。保育士資格をもつスタッフが、0歳0ヶ月のお子さまから対応し、シッティングの様子は終了後にLINEでご報告することも、私たちが大切にしている点です。
「すくサポの打ち合わせが間に合わない、来週の通院の日だけお願いしたい」「送迎はすくサポ、家事も含めた午後だけシッターに」といった組み合わせのご相談も、どうぞお気軽にお声がけください。市の仕組みと私たち、両方あるから毎日が安心になる。そんなご家庭が仙台に増えていくことを願っています。
参考にした情報
- 仙台市「仙台すくすくサポート事業」(2026年4月1日更新)
https://www.city.sendai.jp/kodomo-chiiki/kurashi/kenkotofukushi/kosodate/azukari/shien/support/index.html
- 仙台市「報酬と保険について」
https://www.city.sendai.jp/kodomo-chiiki/kurashi/kenkotofukushi/kosodate/azukari/shien/support/hoken.html
- 仙台市「活動内容と活動時間」
https://www.city.sendai.jp/kodomo-chiiki/kurashi/kenkotofukushi/kosodate/azukari/shien/support/katsudo.html
- 仙台市「しくみと流れ」
https://www.city.sendai.jp/kodomo-chiiki/kurashi/kenkotofukushi/kosodate/azukari/shien/support/shikumi.html
- 仙台市「仙台すくすくサポート事業の入会手続きについて」
https://www.city.sendai.jp/kodomo-chiiki/kurashi/kenkotofukushi/kosodate/azukari/shien/support/nyuukai.html
- 仙台市「仙台すくすくサポート事業ひとり親家庭等支援助成金事業」
https://www.city.sendai.jp/kodomo-chiiki/kurashi/kenkotofukushi/kosodate/azukari/shien/support/hitorioya.html
- せんだいのびすくナビ「仙台すくすくサポート事業(ファミリー・サポート・センター事業)」
https://sendai-city.mamafre.jp/archives/service/family-support-center/
※制度の内容や金額は変更されることがあります。ご利用の際は必ず最新の公式情報をご確認ください。
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