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夏本番の前に。子どもの「水の事故」を防ぐ ― お風呂・プール・川・海で、仙台のパパママが知っておきたいこと

夏本番の前に。子どもの「水の事故」を防ぐ ― お風呂・プール・川・海で、仙台のパパママが知っておきたいこと

夏本番の前に。子どもの「水の事故」を防ぐ ― お風呂・プール・川・海で、仙台のパパママが知っておきたいこと

梅雨が明ければ、いよいよ水あそびがたのしい季節。プール、川、海、そしておうちのお風呂まで、子どもにとって水辺は夏の特別な思い出が生まれる場所です。その一方で、毎年この時期になると気をつけたいのが「水の事故」です。先日も、仙台市内の幼稚園で園児が「着衣水泳」を体験したというニュースがありました。水遊びが増えるこの時期に、服を着たまま水に入る大変さを体で知っておく――そんな取り組みが、地域でも少しずつ広がっています。

きょうは、夏本番の前に知っておきたい「子どもの水の事故」を防ぐポイントを、消費者庁やこども家庭庁、文部科学省など公的機関の情報をもとに、やさしく整理しました。「こわい話」ではなく、「知っておけば防げること」として、肩の力を抜いて読んでいただけたらうれしいです。

ざっくりいうと:いちばんの予防は「見守り」

最初にいちばん大切なことをお伝えします。子どもの水の事故を防ぐ鍵は、特別な道具よりも、まず「見守り」です。

消費者庁は、溺水防止の基本として次の3つを呼びかけています。ひとつ目は「子どもだけで水に近づかない、近づけさせない工夫を」。ふたつ目は「子どもが水に接する場合は、大人は目を離さず、手の届く範囲で見守りを(Keep Watch)」。三つ目は「水に関する危険と対処法を学習し、事前の準備を」。この3つを心にとめておくだけで、防げる事故はぐっと増えます。

「静かに溺れる」を知っておく

水の事故というと、バシャバシャと暴れて助けを求める姿を思い浮かべるかもしれません。けれど、消費者庁は「子どもは声や音を出さず静かに溺れることもある」と注意を促しています。プールやお風呂で、すぐ近くに大人がいたのに気づくのが遅れた、というケースも実際に起きています。

だからこそ、「ちょっとだけなら」「これくらいの水なら」という油断が危険につながります。少しの時間、少しの水量と油断せず、子どもから目を離さない――この一点が、何よりの予防になります。

年齢で「危ない場所」は変わる

事故が起きやすい場所は、子どもの年齢によって変わります。厚生労働省の「人口動態調査」をもとにした消費者庁のまとめによると、0〜1歳ではおうちの「浴槽」での溺死が最も多く、より活動的になる5歳以上では、川や海など「自然の水域」での溺死が最も多くなっています。

つまり、赤ちゃんのうちは「おうちの中」、大きくなってきたら「おでかけ先の水辺」と、気をつけるポイントが移っていくということです。お子さんの成長に合わせて、備えも少しずつ変えていけると安心ですね。

川・海で気をつけたいこと

これからの季節、おでかけで増えるのが川や海です。消費者庁が呼びかけているポイントを整理します。

海では、ライフセーバーや監視員がいるなど安全管理が行われている海水浴場で、指定された遊泳エリア内で泳ぎましょう。必要に応じてライフジャケットを使い、遊泳禁止の場所では絶対に泳がないこと。沖に向かう強い流れ「離岸流(リップカレント)」にも注意が必要です。

川は、一見おだやかに見えても、地形によって流れが一定でないことがあります。事故の多くは「おだやかそうな流れ」で起きています。滑りにくく脱げにくい、かかとのある履物をはき、ライフジャケットを着けて近づきましょう。また、今いる場所が晴れていても、上流で雨が降ると一気に水位が上がることがあります。天候が悪いときや、上流で雨が降っているときは、川に近づかないようにしましょう。

プール・お風呂で気をつけたいこと

プールでは、飛び込みやプールサイドからのジャンプが重大な事故につながります。決められた禁止事項を必ず守り、吸い込まれると危険な排水口には近づかないこと。体調が優れない日は、無理をせずお休みする勇気も大切です。

そして、見落とされがちなのがおうちのお風呂です。消費者庁は、家庭での溺水を防ぐために、大人が髪を洗う間は子どもを浴槽から出すこと、子どもは大人の後に入れて先に出すこと、子どもだけで入浴させないことを勧めています。さらに、入浴後は浴槽の水を抜く習慣をつける、洗濯機・洗面器・バケツに水をためたままにしない、洗濯機にはチャイルドロックをかける、といった「環境づくり」も有効です。小さな備えの積み重ねが、おうちの安全を支えます。

「着衣水泳」が教えてくれること

冒頭でふれた「着衣水泳」は、服や靴を身につけたまま水に入り、その動きにくさを体験する取り組みです。実際にやってみると、服が水を含んで重くなり、思うように泳げないことに驚きます。

これは「上手に泳ぐ練習」ではなく、「もし落ちてしまったら、無理に泳ごうとせず、浮いて助けを待つ」という考え方を学ぶためのものです。水遊びが増えるこの時期に、こうした体験を通じて「水の力」を知っておくことは、子ども自身の安全意識を育てる、大切な一歩になります。

今日からできる、3つの小さな一歩

むずかしく考えなくて大丈夫です。まずは次の3つから始めてみてください。

ひとつ目は、子どもだけで水に近づけないこと。お風呂のドアや、水のたまる場所への動線を、もう一度見直してみましょう。ふたつ目は、水のそばでは手の届く範囲で目を離さないこと。スマホを見たり家事をしたりは、子どもが水から離れてから。三つ目は、危ない場所と「水の約束」を、親子で言葉にして話しておくこと。7月25日の「世界溺水防止デー」は、そんな話をするよいきっかけになります。

気になることは、専門家・自治体に相談を

水の安全に関わる情報は、各機関から毎年呼びかけが行われ、内容が更新されることもあります。最新の注意点は、消費者庁やこども家庭庁、お住まいの自治体のサイトでご確認ください。お子さんの発達や持病に関して心配なことがあれば、かかりつけ医など専門家にも相談すると安心です。

Family Sitter からのお伝えしたいこと

水あそびは、子どもにとってかけがえのない夏の体験です。だからこそ、安全に楽しめる環境を整えてあげたい――そう願うパパママの気持ちに、私たちも寄り添いたいと思っています。

「見てくれる大人」が複数いることは、子どもにとっても、保護者にとっても大きな安心です。お風呂や水あそびのそばで、もう一人の手が必要なとき、自分のための時間を少し取り戻したいとき。研修を受けたシッターが、安全に配慮しながらお子さんを見守ります。この夏を、ご家族みんなが笑顔で過ごせますように。気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。


参考にした情報元

  • 消費者庁「子どもの水の事故を防ごう!―7月25日は『世界溺水防止デー』、予防策を再確認して行動を!―」 https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_062/
  • こども家庭庁「水の危険は近くにあります、みんなで危険回避!」 https://www.cfa.go.jp/policies/child-safety-actions/cases/dekisui
  • 文部科学省「教育・保育施設等におけるプール活動・水遊びの事故防止及び熱中症事故の防止について」 https://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/1417343_00013.htm

※本記事は安全啓発を目的としたもので、特定の事故・施設について述べるものではありません。制度や注意点は変更される場合があります。最新情報は各公的機関や自治体のサイトでご確認ください。

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