「時給」だけで決めないで。― お給料の”見方”が変わる5つのチェックポイント(10月から宮城の最低賃金は1,098円・仙台シッター募集)
「時給」だけで決めないで。― お給料の”見方”が変わる5つのチェックポイント(10月から宮城の最低賃金は1,098円・仙台シッター募集)
「求人票の時給、どう比べたらいいの?」「交通費や保険のこと、聞いたら失礼かな」「扶養の範囲を超えたら困る…」
シッターのお仕事が気になりつつも、お金の話は聞きにくくて、そのまま応募をためらってしまう。面談の場でも、いちばん聞きにくそうにされるのが、この”数字”の話です。
けれど、お給料の話は後回しにするほど、あとで「思っていたのと違った」につながります。今日は、求人票を見るときに知っておきたい”数字の見方”を、5つのチェックポイントにまとめました。ちょうど2026年10月1日から宮城県の最低賃金が変わるタイミングでもあるので、その話から始めます。
ざっくりいうと
時給の高さだけを比べても、手取りや安心は見えてきません。「時給の土台(最低賃金)」「交通費が別枠か」「もしもの備え」「条件が書面になるか」「扶養の範囲を最新情報で確認しているか」。この5つをそろえて見ると、「続けられる条件かどうか」が浮かび上がってきます。
チェック① 時給の”土台”を知っておく ― 宮城の最低賃金は10月から1,098円
宮城県内の事業場で働くすべての人には、宮城県の最低賃金が適用されます。臨時・パートタイマー・アルバイトも含めて、全員が対象です。
現在の時間額は1,038円。そして2026年(令和8年)10月1日からは、60円引き上げられて1,098円になります(宮城県公式サイト・2026年9月3日掲載)。
求人票の時給を見たとき、まず「この土台より上か」を確かめる。これが比べるときの出発点です。もちろん、土台の額そのものより大切なのは、ご経験や資格、お仕事の内容がどのように時給に反映されるか。ここは次のチェックにもつながっていきます。
チェック② 交通費は”別枠”かどうか
あまり知られていないのですが、通勤手当(交通費)は、最低賃金の計算に含まれません。精皆勤手当や家族手当、賞与なども同じです。つまり「時給」と「交通費」は、もともと別々の話なのです。
ご自宅にうかがうシッターの仕事では、訪問先までの移動がつきものです。だからこそ、次の3つは遠慮なく聞いてほしいポイントです。
- 交通費は支給されるか、上限はあるか
- 訪問先まで、どのくらいの距離・時間になりそうか
- 移動に使う時間は、どのように考えられているか
Family Sitter 仙台では、交通費を支給しています。「ご自宅から近いおうちを中心にお願いしたい」といったご希望も、面談の最初にお聞かせいただければ、その前提でお仕事をご案内できます。
チェック③ “もしも”の備えは、聞いていい
「保険はどうなっていますか?」――この質問を失礼だと感じて、飲み込んでしまう方がいらっしゃいます。けれど私たちは、この質問をしてくださる方ほど、安全を大切にできる方だと感じています。
知っておきたいポイントとして、雇用されて働く場合、労災保険は勤務時間の長短にかかわらず対象になります。パート・アルバイトも同じです。そのうえで、業務中の万一に備えた保険や、困ったときの相談体制が整っているかを確認しておくと安心です。
Family Sitter 仙台はスタッフを直接雇用し、事前の研修、業務中の保険、そして現場で迷ったときに事務局へ相談できる体制を整えています。「ひとりで抱えない」仕組みは、お給料と同じくらい、長く続けるための土台だと考えています。
チェック④ 条件は「口約束」でなく「書面」で
雇う側には、労働契約を結ぶときに、賃金・働く時間・就業場所などの労働条件を、書面などで明示する義務があります(労働基準法第15条)。これは正社員だけの話ではなく、パート・アルバイトの方も対象です。
面談で聞いた内容が、そのまま「労働条件通知書」などの書面に書いてあるか。読んで分からない言葉があれば、「これはどういう意味ですか?」と聞いて大丈夫です。数字の”見方”を知っていると、時給の高低だけでなく、「この条件なら続けられそうか」が見えてきます。
チェック⑤ “扶養の範囲”は、最新情報で
「扶養の範囲で働きたい」というご希望は、シッターを始める方からとても多くいただきます。ここで大切なのは、いわゆる「年収の壁」には、税金に関する壁と、社会保険に関する壁が別々にある、ということ。そして、この制度はここ1〜2年で大きく動いています。
だからこそ、昔どこかで聞いた「〇〇万円まで」という数字を、そのまま信じきらないでください。ご自身の状況に当てはまる最新の基準は、年金事務所や税務署、配偶者の勤務先(人事・総務)などで確認するのが確実です。本記事では、あえて具体的な金額を書いていません。
そのうえで知っておいていただきたいのは、シッターの働く時間は、あとから調整できるということ。最初に「扶養内で働きたい」と伝えていただければ、月ごとの目安を一緒に見ながら、お仕事の回数や時間帯を組み立てていきます。
なぜ、”時給だけ”で決めないでほしいのか
時給が少し高くても、交通費が出ず、遠方の訪問先が多ければ、手取りは思ったより減ります。反対に、時給の数字は控えめでも、交通費・保険・相談体制がそろい、書面で条件がはっきりしていて、扶養の範囲を一緒に見てもらえる職場なら、無理なく長く続けられます。
私たちが「続けられること」を大切にするのは、それがそのまま、お預かりするお子さまとご家庭の安心につながるからです。同じシッターさんが、落ち着いた気持ちで来てくれる。そのために、働く人の暮らしと数字が合っていることが、何より大事だと考えています。
面談の前に、メモしておく5つの質問
「聞くこと」は失礼ではなく、準備です。面談の前に、この5つをメモしておいてください。
- 時給は、何で決まりますか?(経験・資格・お仕事内容の反映)
- 交通費は、どう支給されますか?(上限・距離の考え方)
- 保険や、困ったときの相談先は?
- 条件は、書面でもらえますか?
- 扶養内で働く場合、時間の調整はどうしますか?
この5つに、はっきり答えられる職場かどうか。それもまた、働く先を見るうえでのポイントです。
Family Sitter 仙台の想い ― 数字の話を、後回しにしない面談
Family Sitter 仙台では、時給の決まり方を面談の最初にお伝えしています。交通費・保険・研修は、働くうえでの土台。扶養内で働きたい、近場を中心にしたい、といったご希望から、働き方を一緒に組み立てていきます。
具体的な金額は、ご経験やお持ちの資格、お引き受けいただくお仕事の内容によってお一人ずつ異なるため、面談の場でご案内しています。「まだ決めていないけれど、話だけ聞いてみたい」という面談も歓迎です。仙台市をはじめ宮城エリアで、あなたの「やってみようかな」を、数字の面からも一緒に確かめていけたらうれしいです。お気軽にお声がけください。
※本記事の制度に関する記載は、2026年9月時点で公開されている情報をもとにしています。最低賃金・労災保険・労働条件の明示・いわゆる「年収の壁」など、制度の詳細やご自身への当てはまり方は、宮城労働局・年金事務所・税務署などの専門窓口、または税理士・社会保険労務士にご確認ください。
参考にした情報:宮城県「宮城県最低賃金」(2026年9月3日掲載)/宮城労働局 労働基準部賃金室「宮城県の最低賃金」/労働局による労働基準法第15条(労働条件の明示)の解説/労災保険の適用範囲に関する公開解説/Family Sitter 仙台(株式会社キューテスト)採用情報
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