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危ないのは「行き」より「帰り」でした ― 夏休み明けの仙台で知っておきたい登下校のデータと、送迎サポートという選択肢

危ないのは「行き」より「帰り」でした ― 夏休み明けの仙台で知っておきたい登下校のデータと、送迎サポートという選択肢

危ないのは「行き」より「帰り」でした ― 夏休み明けの仙台で知っておきたい登下校のデータと、送迎サポートという選択肢

仙台のママ・パパ、こんにちは。Family Sitter 仙台です。

長かった夏休みも、今日でおしまい。宿題の追い込みが終わって、体操服にアイロンをかけて、明日の朝の準備をして――そんな一日を過ごしていらっしゃるご家庭も多いのではないでしょうか。

明日からまた、「行ってらっしゃい」と「おかえりなさい」の毎日が戻ってきます。ほっとする気持ちと、少しだけ気を張る気持ちと。その両方があるのが、この時期なのだと思います。

きょうは、そんな新学期のはじまりに知っておいていただきたいデータと、「送り迎えが回らない日」の頼り方について、お話しさせてください。

仙台の夏休みは、今日まで

まずはカレンダーの確認から。仙台市教育委員会が公表している市立小・中学校の休業日によると、今年の夏休みは7月21日から8月24日まで。つまり、今日が最終日です。

もうひとつ、仙台ならではのポイントがあります。仙台市立の小・中学校は二学期制を採用していて、第一学期は4月1日から10月の第2月曜日まで。その翌日から第二学期が始まります。10月の第2月曜日の翌日と翌々日には「秋休み」もあります。

つまり仙台の子どもたちにとって、夏休み明けは「新しい学期のスタート」ではなく、長い第一学期の後半戦のはじまりです。この「まだ学期の途中なのに、ひと月以上のブランクがある」という感覚が、実はちょっとした落とし穴になります。

統計が教えてくれる、危ないのは「帰り道」

小学生の交通事故というと、朝の登校時間を思い浮かべる方が多いかもしれません。黄色い帽子の列、旗を持った見守りの方、通学路に立つお巡りさん――ニュースの映像も、たいてい朝です。

けれど、内閣府がまとめた「令和7年交通安全白書」の特集を読むと、少し違う景色が見えてきます。

まず、小学生の交通事故による死者・重傷者数(令和2年から6年までの合計)を状態別に見ると、こうなっています。

  • 歩行中:1,875人(55.6%)
  • 自転車に乗っているとき:1,205人(35.8%)

この2つで、全体の約9割。とくに歩行中が半数以上を占めています。

そして、その歩行中の事故を「何をしていたときか」で分けると――

  • 登校中:232人(12.4%)
  • 下校中:484人(25.8%)

帰り道は、行き道の約2倍。登下校を合わせると716人で、小学生の歩行中の事故の38.2%を占めていました。

時間帯を見ても、同じ傾向がはっきり出ています。全年齢では18〜19時台が最も多いのに対し、小学生では14〜15時台が最も多く、次いで16〜17時台。まさに、下校と放課後の時間です。

なぜ、帰りのほうが多いのでしょう

理由を考えてみると、思いあたることがいくつもあります。

朝は集団登校だったり、同じ時間に同じ方向へまとまって歩いたりします。見守りの大人の目も多い。一方で帰りは、学年によって時間がばらばらで、友だちと別れたあとはひとりになる区間があります。荷物も増えて、疲れていて、公園に寄りたくもなる。

白書のデータにも、それを裏づける数字があります。歩行中の事故で、歩行者側に何らかの法令違反等があった割合は、全年齢では約35%なのに対し、小学生では約6割。その内訳でいちばん多いのが「飛び出し」で、次いで横断違反、信号無視、路上遊戯と続きます。

これは「うちの子はしつけが足りない」という話ではありません。まだ、そういう時期なのです。走っている車との距離を測る、渡る前に一度止まる、遊びの途中でも危険に気づく――そうした力は、経験を重ねながらゆっくり育っていきます。だからこそ、育ちきるまでのあいだは、大人の目や声かけが必要になります。

いちばん多いのは、10月でした

もうひとつ、この時期にお伝えしたいデータがあります。

歩行中の死者・重傷者数を発生月別に見ると、小学1年生は、4月が27人であるのに対し、10月は61人で最も多くなっています。入学したてで慣れていない4月より、半年たった10月のほうが倍以上に増えているのです。

理由として考えられるのは、二つ。ひとつは、慣れてきて緊張がゆるむこと。もうひとつは、日が短くなって、下校の時間帯がもう薄暗いということです。

仙台の10月は、日の入りが17時前後まで早まります。ランドセルは暗い色が多く、夕暮れどきはドライバーからも見えにくくなる時間帯です。

そして仙台では、その10月がちょうど学期の切りかわりと秋休みに重なります。行事も習い事の発表会も増えて、ご家庭のスケジュールがいちばん立て込む季節でもあります。

気をつけたい季節と、いちばん忙しい季節が、重なっている。――ここに、今日から準備しておく意味があります。

今日からできる、4つのこと

大がかりなことでなくて大丈夫です。この4つから始めてみてください。

1. 帰り道を、いっしょに歩いてみる

朝の道は歩いたことがあっても、帰りの道は歩いていない、というご家庭は意外と多いものです。曲がり角の見通し、信号のない横断歩道、街灯の位置。夕方の時間帯に一度歩くと、朝には見えなかったものが見えてきます。

2. 「渡る前に、一度止まる」を約束する

飛び出しが最も多いという事実から考えると、いちばん効くのはこの一つです。「見てから渡る」ではなく「止まってから見る」。短い言葉のほうが、とっさのときに思い出せます。

3. 習い事までの道順を、確認しておく

秋は習い事を始めるご家庭が増える時期です。教室までの道、待ち合わせ場所、雨の日のルート。子どもと一緒に決めておくと、送り迎えを誰かにお願いするときにもそのまま伝えられます。

4. 「間に合わない日」の頼り先を、先に決めておく

これがいちばん後回しになりがちで、いちばん効きます。残業、下の子の急な発熱、上の子の行事。予定が重なる日は、必ずやってきます。困ってから探すのではなく、元気なうちに、頼り先をひとつ増やしておく。仙台には、地域のファミリー・サポート・センターや児童クラブ、私たちのようなベビーシッターなど、選べる先がいくつかあります。

「送迎サポート」で、頼めること

Family Sitter 仙台(株式会社キューテスト)でも、送り迎えのお手伝いをしています。たとえば、こんな使い方をされています。

  • 保育園・幼稚園へのお迎えと、そのあとおうちでのお預かり
  • 学童(児童クラブ)のあと、おうちに帰るまでの見守り
  • 習い事への送りと、終わってからのお迎え
  • きょうだいが別々の園・学校に通っていて、時間が重なってしまう日のサポート
  • 下のお子さんを見ながらでは動けない日の、上のお子さんの付き添い

「送り迎えだけ」でも、「送ったあと、帰ってくるまでのお預かりまで」でも、ご家庭の形に合わせて組み立てられます。保育士資格をもつスタッフが伺い、お預かり中の様子は終了後にLINEでご報告します。

お願いする前に、確認しておきたい5つのこと

送り迎えは、ふだんのお預かりとは違って「外を移動する」時間が含まれます。だからこそ、事前に決めておきたいことがあります。これは私たちに限らず、どのサービスを使うときにも共通する視点です。

① 移動の手段

徒歩なのか、公共交通機関なのか。会社によってルールが違い、シッターの車や自転車にお子さまを乗せることを禁止しているところもあります(ポピンズシッターなど)。まず「どうやって移動するのか」を確認してください。

② 通ってほしい道

交通量の多い交差点は避けたい、夕方は街灯のある道を通ってほしい、この横断歩道は使わないでほしい――具体的に伝えておくと安心です。遠回りでも安全なほうを、と伝えていただいて大丈夫です。

③ 園や教室への連絡

保護者以外へのお引き渡しには、園や教室への事前連絡が必要なことがほとんどです。園によっては、お迎えに行く人の氏名や顔写真の提出を求められる場合もあります。必ず、通っている先に先に伝えておいてください。

④ 引き渡しの方法

「大人から大人へ、直接」が基本です。お子さまだけで待ち合わせる形は、安全上おすすめできません。どこで、誰に、何と言って引き渡すのか。最初の一回をていねいに決めておくと、二回目からがぐっと楽になります。

⑤ 事前の顔合わせ

初めての送り迎えの日にいきなり顔を合わせるのではなく、その前に一度会っておけると理想的です。お子さまの緊張がほどけますし、可能であれば園の先生とも顔合わせができると、双方に安心が生まれます。

少し多く感じられるかもしれませんが、最初の一度だけです。決めてしまえば、次からは「いつもの流れ」でお願いできるようになります。

おわりに ― 「その30分」を、誰かと分けあう

帰り道の30分。習い事までの20分。学童のあとの1時間。

短い時間だからこそ、なんとかしようと自分で抱えこんでしまいがちです。仕事を抜けて、走って、また戻って。そうやって回している方を、私たちはたくさん知っています。

でも、その短い時間こそが、データの上ではいちばん事故が多く、そしていちばん大人の目が届きにくい時間でした。

「その30分」を、誰かと分けあってもいいのだと思います。

明日から始まる新学期。まずは今日、帰り道をいっしょに歩いてみるところから。そして、忙しくなる10月が来る前に、頼り先をひとつ増やしておいてください。

「この曜日だけ、お願いできますか?」――そのひとことからで大丈夫です。仙台のご家庭の毎日が、少しでも軽くなりますように。


参考にした情報

  • 内閣府「令和7年交通安全白書(全文)」特集 通学路における交通安全の確保について 第1章 第1節 状態別にみた小学生の交通事故の状況(数値はいずれも令和2年〜6年の合計)

https://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/r07kou_haku/zenbun/genkyo/feature/feature_1_1.html

  • 仙台市「市立小・中学校の学期と長期休業及び学期間休業日」(更新日:2026年1月29日)

https://www.city.sendai.jp/kyoikukate/kurashi/manabu/kyoiku/inkai/kanren/kyugyobi.html

  • ポピンズシッター「送り迎えをシッターに任せる時のルールと事前準備」

送り迎えをシッターに任せる時のルールと事前準備

  • KIDSNAキズナシッター「保育園や習い事のお迎えに行けない。送迎代行サービスの活用方法や気をつけること」

保育園や習い事のお迎えに行けない。送迎代行サービスの活用方法や気をつけること

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