こども家庭庁の「ベビーシッター事業者向け安全確保のポイントと保育安全計画作成のための研修会」に参加しました
2025年2月19日13:00~14:30、子ども家庭庁主催の「安全対策研修会」 に参加し、ベビーシッター業界における安全管理の現状と課題、事故防止策について学びました。(参加者:中原・庄司)
🔹 ベビーシッター業界の安全管理の課題
現在、日本の認可外保育施設に対する立ち入り調査の実施率は約7割 にとどまり、
さらに、調査を受けた施設の約4割が安全管理マニュアルの不備を指摘 されています。
特に居宅訪問型保育(ベビーシッター)は、家庭ごとの環境が異なるため、安全基準の維持や管理が難しいという課題があります。
この状況を受け、家庭ごとに適した安全対策の実施 やベビーシッター自身の安全意識の向上 が求められています。
🔹 研修の主な内容
- 居宅訪問型保育の安全管理状況
- 令和5年3月時点の認可外保育施設数:6,944施設(前年度比で微増)
- 保育利用児童数は全体的に減少傾向だが、居宅訪問型保育の利用は増加
- 立ち入り調査の実施率は依然低く、令和3年度の実施率は約20%
- 指導監督基準に適合していない施設が約44%
- 主要な指導事項:
- 口頭指導:216件
- 文書指導:568件
- 特に「安全確保への配慮不足」が主な指摘内容
- 事故防止のためのチェックポイントワースト6の事故要因と対策:
- 転落・転倒 → ベッド、抱っこ紐、階段、ベランダの環境整備
- 窒息・誤飲 → 食べ物(豆類、ミニトマト、団子、ブドウ等)、小物の管理
- ぶつかる事故 → 家具の配置、角の保護
- 火傷 → 暖房器具・調理家電の配置と使用方法
- 挟まれ事故 → ドア・窓・ベビーカーの取り扱い
- 溺水事故 → 浴槽、洗濯機、家庭内の水場の管理
- シッティング時の具体的な安全管理
- 訪問前の準備
- 健康状態、アレルギー、緊急連絡先を確認
- 家庭内の危険箇所(ベランダ、階段、家具配置)を把握
- 訪問時の安全チェック
- 玄関:ドアや窓の施錠、脱走防止
- リビング:小物の誤飲防止、角の保護、コンセントカバーの有無
- キッチン:調理器具の配置、包丁・薬品の管理、誤飲しやすい食材の確認
- 寝室:仰向け寝の徹底、窒息リスクの排除(毛布、スタイ、おしゃぶり)
- 浴室:浴槽の水、洗剤・薬品の管理、おむつ替え時の転落防止
- 緊急時の対応
- 怪我や事故発生時の応急処置と保護者への迅速な報告
- 災害発生時の避難経路と緊急連絡手段の確保
- 不審者対応(玄関の施錠、110番通報の判断)
- 訪問前の準備



🔹 Family Sitter 仙台の安全管理の実績
当社は、全国的にも指導が厳しい仙台市の立ち入り調査において、以下の成果を達成しました。
✅ 最速40分で指導内容すべての確認を完了
✅ 全項目で指摘事項なし(100%適合)
これは、Family Sitter 仙台が徹底した安全対策を日常的に実施していることの証明 です。
保護者の皆様に安心してサービスをご利用いただけるよう、今後も最高水準の安全管理を維持・向上 してまいります。
🔹 今後の取り組み
🔸 業界の最新安全基準を積極的に学び、サービスに反映
🔸 訪問ごとに安全チェックを徹底し、マニュアルを強化
🔸 定期的な研修を通じて、スタッフの安全意識を高める
🔸 保護者の皆様と連携し、安心できる保育環境を構築
引き続き、安心・安全なシッターサービスの提供 に努めてまいります。
📌 安心・安全なシッターサービスのご利用はこちら
▶ [Family Sitter 仙台 公式サイト] (リンク)
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