「直接雇用」って、なにがちがうの? ― お給料・もしもの備え・税の手続き、働く人から見た3つのちがい(仙台 Family Sitter シッター募集)
「直接雇用」って、なにがちがうの? ― お給料・もしもの備え・税の手続き、働く人から見た3つのちがい(仙台 Family Sitter シッター募集)
11月に入ると、職場によって時期はちがいますが、お勤めの方のところに年末の税の手続きの書類が届きはじめます。「今年も、もうそんな季節か」と感じている方も多いのではないでしょうか。
こんにちは。仙台のベビーシッター・家事代行サービス、Family Sitter です。
シッターの求人を見ていると、「直接雇用」「業務委託」「登録制」など、いろいろな言葉が出てきます。けれど、「それで、働く自分にとっては何がちがうの?」というところまでは、なかなか書かれていません。
今日は、Family Sitter 仙台のホームページにも書いている「直接雇用」という言葉を入り口に、働く人から見たちがいを3つ、ざっくりと整理してみます。
ざっくりいうと
- シッターの働き方には、大きく分けて「会社に雇われて働くかたち」と「個人で仕事を請け負うかたち」があります
- 雇われて働く場合、お給料の支払い方にはルールがあり、仕事中のけがには労災保険があり、税の手続きは原則として勤め先が年末調整を行います
- 個人で請け負う場合は、働く日や内容を自分で決めやすいかわりに、備えや手続きも自分で行うのが基本です
- どちらが良い・悪いではなく、ちがいを知ったうえで、暮らしに合うかたちを選ぶことが大切です
シッターの働き方は、大きく2つあります
ひとつは、会社と雇用契約を結んで、その会社のスタッフとしてご家庭に伺うかたち。パートやアルバイトも、ここに入ります。
もうひとつは、個人で仕事を請け負うかたちです。マッチングサイトなどに登録して、ご家庭から直接お仕事を受ける働き方は、こちらにあたることが多いようです。
同じ「シッター」というお仕事でも、この「かたち」がちがうと、お金の受け取り方や、もしもの時の備え、年末の手続きが変わってきます。順番に見ていきましょう。
ちがい その1 お給料の受け取り方
雇われて働く人が受け取るお金は「給与(賃金)」です。この賃金には、労働基準法第24条で、支払い方のルールが決められています。
- 通貨で支払うこと
- 働いた本人に、直接支払うこと
- 全額を支払うこと
- 毎月1回以上支払うこと
- 決まった日に支払うこと
「賃金支払の5原則」と呼ばれるものです(税金や社会保険料の天引き、本人が同意したうえでの口座振込など、法令で認められた例外はあります)。宮城県の労働相談のページでも、お給料日がはっきり決まっていないケースを例に、この原則が紹介されています。
ふだん意識することは少ないのですが、「毎月、決まった日に、全額が届く」というのは、家計の予定を立てるうえでの大きな安心です。
一方、個人で請け負う場合に受け取るのは「報酬」です。金額や支払いの時期は、お仕事を受けるときの取り決めによって決まります。
ちがい その2 もしもの備えと、相談先
ご家庭に伺うお仕事では、移動中や保育中の「もしも」が、どうしても気になります。
厚生労働省の「労災保険に関するQ&A」には、パートやアルバイトの方も労災保険の給付を受けることができ、給付の内容は正規雇用の方と同じだと書かれています。雇用関係があって賃金を受け取っていれば、仕事中や通勤中のけがなどが対象になります。
労災保険は、雇われて働く人のための制度です。そのため、個人で請け負う場合は、自分で保険に入るなどして備えるのが基本になります。希望する方が自分で加入できる「特別加入」という仕組みもあり、令和6年11月から対象が広がりましたが、加入できるかどうかには条件があります。
そしてもうひとつ、数字には表れにくいちがいが「相談先」です。会社に雇われて働くということは、その会社のルールや研修のもとで働くということ。現場で迷ったときに、「これ、どうしたらいいですか」と聞ける相手がいます。ひとりでご家庭に伺うお仕事だからこそ、この安心は小さくありません。
ちがい その3 税の手続きは、だれがする?
冒頭でふれた、年末の書類の話です。
国税庁によると、年末調整とは、1年間に源泉徴収された税額の合計と、その年に納めるべき税額を一致させる精算の手続きのこと。雇われて働く人の多くは、勤め先がこの年末調整を行うことで、その年の所得税の手続きが完了します。
対象になるのは、「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を勤め先に提出している方などです。パートやアルバイトだから対象外、ということはありません。
気をつけたいのは、かけもちで働いている場合です。この申告書を出せるのは、主に働いている勤め先の1か所だけ。ほかの勤め先の分は、ご自身で確定申告が必要になることがあります。
個人で請け負う場合は、年末調整はありません。1年間の収入と経費を自分で計算して、原則としてご自身で確定申告をします。
なお、税の制度は今年も見直しがありました。ご自身にどう当てはまるかは、国税庁の案内や勤め先、税務署で、最新の内容を確かめてください。
どちらが良い・悪い、ではありません
ここまで読むと、「雇われて働くほうがいいの?」と思われるかもしれません。でも、そう言い切れるものではありません。
個人で請け負う働き方には、働く日や時間、引き受けるお仕事を自分で決めやすい、というよさがあります。雇われて働くかたちには、ルールや仕組みに支えられる安心があります。
大切なのは、ちがいを知ったうえで選ぶこと。そして、求人の言葉だけで判断せずに、実際の働き方がどうなっているかを確かめることです。雇用にあたるかどうかは、働き方の実態をもとに総合的に判断される、と労働局・労働基準監督署の資料にも書かれています。
今日からできる、3つのこと
- 気になる求人の「雇用形態」の欄を見てみる
- わからない言葉があったら、そのままにせずメモしておく
- 面談で、遠慮なく聞いてみる(「お給料日は決まっていますか」「けがをしたときはどうなりますか」「年末の手続きはどうなりますか」)
お金や手続きのことを聞くのは、失礼なことではありません。長く続けるための、大事な準備です。
Family Sitter 仙台の想い ― 安心して、長く続けられるように
Family Sitter 仙台は、スタッフを直接雇用しています。研修は自社で行い、独自のマニュアルは30種類。採用の前には面接を2回行い、そのあとに試用期間があります。
私たちがこのかたちを大切にしているのは、働く方が安心して続けられることが、そのまま、お預かりするお子さまとご家庭の安心につながると考えているからです。
お給料の決まり方や働く時間などの詳しいことは、お一人ずつ面談でご案内しています。「まだ決めていないけれど、話だけ聞いてみたい」というご連絡も歓迎です。どうぞお気軽にお声がけください。
※本記事は、2026年11月時点で公開されている情報をもとに、制度をざっくりとご紹介したものです。賃金・労災保険・税の手続きなどの詳しい内容や、ご自身への当てはまり方は、労働基準監督署・税務署などの専門窓口、または社会保険労務士・税理士などの専門家にご相談ください。
参考にした情報
- 厚生労働省「確かめよう労働条件」賃金の支払いに関するQ&A https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/qa/roudousya/chingin/q7.html
- 宮城県「賃金の5原則について」(労働相談Q&A)https://www.pref.miyagi.jp/site/soudannqa/soudai2-1.html
- 厚生労働省「労災保険に関するQ&A 1-3」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000154443.html
- 厚生労働省「令和6年11月1日から『フリーランス』が労災保険の『特別加入』の対象となりました」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/rousai/kanyu_r3.4.1_00010.html
- 都道府県労働局・労働基準監督署「労働者とは フリーランスとして働く皆さまへ」https://www.mhlw.go.jp/content/001462383.pdf
- 国税庁 タックスアンサー No.2665「年末調整の対象となる人」https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/gensen/2665.htm
- 国税庁「給与所得者(従業員)の方へ(令和8年分)」https://www.nta.go.jp/users/gensen/nencho/index/kyuyosyotokusya.htm
- Family Sitter 仙台 公式サイト(株式会社キューテスト)https://cutest.biz/
- Family Sitter 仙台 採用ページ https://en-gage.net/cutest_jobs/
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